CBDが話題になってそこそこ時間経つけど、そういえばCBD絡みの裁判例ってないの?

CBDアドベントカレンダーの4月11日を担当することが決まり、ネタを考えていたら、ふとこのように思いました。

CBDの法律解説は他の人と被っちゃうかもしれないし、新しい感じもしないしなぁと頭を悩ませていたところだったので、「このテーマでいこう!」と決めました!

そこで、基本的に弁護士など日常的に法律を扱う職業の人しか契約しないような判例検索データベース「Westlaw Japan」(※)を使用して「CBD」と検索し、出てきた裁判例について紹介してみたいと思います!

公式サイトによると、Westlaw Japanは、リーガルリサーチにおいて必要となる多岐にわたる法律情報、資料群-法令、判例、審決等、書籍・雑誌、文献情報、ニュース記事-を過去から最新情報まで収録し、多彩な検索・表示機能とともに提供する法律情報総合オンラインサービスで、判例は、戦前の判例を含む約30万件以上(2021年3月現在)を収録し、実質的に日本で最大の判例データベースとのこと。私たち弁護士は、このような判例検索サイトでいかに自分たちの主張を基礎付けるような判例が探せるかも一つのスキルになってきます。

「CBD」で検索すると出てくる裁判例は18件。しかし、、、

スクリーンショット 2023-04-11 11.07.05.png

出典:https://go.westlawjapan.com/wljp/app/doc?rs=WLJP.1.0&vr=1.0&srguid=i0ad62833000001876e10817cb93ea0bc&spos=1&epos=1&page=0&countByColl=true&mdfilter=SearchResultLG&frmAlrt=false

早速、Westlawで「CBD」と検索すると、18件の裁判例が出てきました。しかし、よくよくみてみると、、、

<aside> 💡 大脳皮質基底核変性症(CBD

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なんじゃこら。そうなんです。このCBDアドベントカレンダーをみている方が思うCBD(カンナビジオール)とは別のCBDもあるようで、それらも含めてヒットしちゃっていました。

この18件の中でも、私たちが想像しているCBDは、なんと3件のみでした(執筆現時点)。

本当は、いくつかの裁判例から面白そうなやつを厳選して紹介したかったのですが、ここまで少ないと仕方がない。。。全部紹介しちゃいます!!

大麻の営利目的譲渡等で起訴された被告人が、情状を軽くするために犯行目的として、うつ病で悩む人を助けるためと主張した事例

<aside> 💡 裁判年月日:大阪地判令和4年2月17日Westlaw:2022WLJPCA02176004

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